こんにちわ!今回は絨毛膜羊膜炎について書いていこうと思います。
先日長女出産話part③の最後にて「息子の時に絨毛膜羊膜炎になりました」と書いたのですが、あまり日常生活の中で聞かないものだと思うんですけど実は私と同じようにかかる妊婦さん意外に多いんです。
長男、長女出産話part①からのリンク載せておくのでどうぞ!
絨毛膜羊膜ってどこ?

↑のイラストのように胎児は卵膜という膜に羊水とともに包まれています。
少しややこしいかもしれませんが絨毛膜・羊膜・脱落膜この3つの層が重なって卵膜といいます。
絨毛膜が外側の膜、羊膜が胎児に一番近い中側の膜。脱落膜というのは出産時に一緒に出てくる膜のことです。
絨毛膜羊膜炎の名前の通り、今回注目していただきたいのは絨毛膜と羊膜です。

絨毛膜と羊膜の炎症で絨毛膜羊膜炎..?
妊娠期間中は免疫力が低下しているので何かと炎症にはかかりやすかったりするのですがこの絨毛膜羊膜炎はどの炎症より恐ろしいものになります。
絨毛膜羊膜炎になったらどうなるの?
もともとは腟の炎症だったものが子宮まで広がり、さらに絨毛膜や羊膜にまで到達してしまった炎症の事を絨毛膜羊膜炎と言います。
そして絨毛膜羊膜炎は早産の原因になり医師からの診断、症状が出ていた場合には数日中に早産にいたると言われています。
早産になると赤ちゃんが十分に成長していないため、低出生体重児として生まれる可能性が高くなります。
絨毛膜羊膜炎の原因は?
絨毛膜羊膜炎というのはある日突然発症するものではありません。
最初は細菌性腟症という病気から始まります。細菌膣症というのは腟から何らかの細菌に感染し、悪臭なおりものが出てくるのが特徴ですが、大半の人は自覚症状がありません。
細菌性腟症の原因としては、ホルモンバランスの崩れや腟内の洗いすぎ、陰部の衛生状態の悪化などが原因とされていて、夏場などは特に細菌が繁殖しやすいので注意が必要です。
症状は主に発熱やおりものの悪臭、子宮の圧迫などがでますが初期の場合は症状もあまり出ないため妊婦健診の際に発覚するのケースがほとんどです。(私もそうでした。)
絨毛膜羊膜炎と診断されても無事に出産できる?
できます。(現に私は出産済み)
ですが絨毛膜羊膜炎が悪化して早産にならないよう気を付けていかなければいけません。
子宮内感染や胎児感染を防ぐために妊婦にも投与できる抗菌薬を投与します。
そして早産の予防をするために子宮収縮抑制薬を投与したり、お腹の赤ちゃんの肺の成熟を促すために副腎皮質ステロイドを投与したりしながら分娩まで管理を行います。
顕性に進行していないかどうかを調べるため、体温や白血球数などを計測することもあります。
それ以上悪化してしまうと出産まで入院し経過をみることになります。
お薬を服用しながら出来るだけストレスを溜めず、おりものの事もあるので清潔にしあまり気負いしないようにしましょう。
実際に絨毛膜羊膜炎を経験して言えること
私の場合は本当に何の症状もなく、ただいつもの妊婦健診に行ったときに先生から言われました。
詳しく説明を聞き、お薬ももらい「大丈夫」と言われながらも早産の可能性があるって言葉だけでめちゃくちゃ不安で悲しくて泣いてしまいました。
「ちゃんと出産できないんじゃないか」「母親失格だ」なんて思ったりして妊娠中なのでホルモンバランスもガタガタで病みました・・・
でも次の健診の時にはもう炎症も収まっていたようで薬の服用もそれっきりでした。

大体の人は私のように健診の時に分かるようですが、もし自身で「ちょっとおかしいかも。」と思う事があればすぐに病院を受診することをおススメします。本当に。
手遅れにならないように、何事も早めにです!!!

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